山と映画

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ネタバレ映画感想、登山ネタ中心のお気楽雑記ブログ

同僚以上、友達未満

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先週2年振りに飲んだのがその人

聞こえ方によっては素敵な大人の女性をイメージさせてしまうかもしれないけれど、その実、僕より9歳年上のいいおっさんなのだ(妻、可愛い娘さん×2有り)

 

 

目上の大人に対して”おっさん”などという呼び方を普段からしているわけではなくて、このおっさんを含む特に仲の良いおっさん数名のみ、親しみを込めてここではこう呼称している。でもおっさんと書くのが少し手間なので以下”のぶさん(仮名)”としておこう

 

 

のぶさんとはかれこれ15年来の付き合いだ。僕が一番最初に就職した不動産会社の同僚。同じ課ではなく隣の課、当時年齢は僕が20歳でのぶさんが29歳。

支店には同世代がいなかった、というのと自宅が近所という理由で仲良くなった。

 

 

そうなると当然飲みに行く機会も増える。時には二人で渋谷や新宿にナンパへ行くこともあった。のぶさんは昔、今でいうクラブ、当時で言ういわゆるディスコで長いこと働いていたようでナンパが上手い

関係ないけど不動産という業界、特に売買の仲介は水商売上がりの人がものすごく多い。のぶさんも当時は営業とナンパはほぼ同じ。なんて言っていた気がする

 

 

業界特有の激務で、もの凄く忙しくはあるのだけど週に一度はお互いの家の近くの自由が丘で飲んでいたと思う。

お互い彼女が居たり居なかったりではあったけど、会社でも一緒だから下手したらその時付き合っていた彼女より長い時間居たのかもしれない。

 

 

結局、その会社は2年位で止めてしまって僕はアメリカへ行ってしまう

僕が会社を辞める前には、もちろんのぶさんと一緒に飲みに行った。「頑張って、帰ってきたらまた飲もう」なんて感じでもの凄く軽い最後だったのを覚えている

 

 

多分、僕はこういう風にかる~い人とウマが合うんじゃないかなぁ、と今では思う。今、周りを見渡してみると僕の周囲の人はこういうタイプの人が多い。この年になってみると余計な人付き合いはしたくない、というか新しく出会うこと自体は良いんだけれど結局長続きしない

 

 

皆そうだと思うけど、大人になればなるほど友達って減っていく

毎年毎年、連絡を取る人が減っていく。逆を言えば本当に自分とウマが合う人が強制的に厳選されてくる。。。ように思う

 

 

のぶさんは別に仲の良い友達でもなければ、ただの同僚でもない

(のぶさんが僕のことを友達だと思っていたら非常に申し訳ないのだけれど)

誰かにのぶさんを紹介する時は、名前を言う前に「前の会社で一緒だった…」であるとか「昔よく一緒に飲んでた…」なんてフレーズをつい付けてしまう

 

 

自分が恥ずかしいのかこそばゆいのか分からないけど、「友達の…」なんて付けることは無い

それはのぶさんも同じだ。のぶさんの知り合いに初めて会う時、「友達の…」なんて紹介されたことは無い

 

 

ちなみにのぶさんとは休日にわざわざ二人で会うことは無かった。会うのはあくまでもオンタイムの延長、仕事終わりばかり。お互い同じ会社でも違う会社でも

これも同僚以上、友達未満の面白いところだ

 

 

こういう関係に名前はあるのかな? あるとするなら是非教えてほしい

きっとこんな風にのぶさんとの関係は続いていくのだろう。9歳離れた年上の友達。あれ、、、文章で書くと意外とすんなり友達って言えたりするね

まぁそれもブログのいいところだ

 

 

この間飲んだ時、「のぶさんは娘が育ってきて最近手狭だから引っ越したい…でも嫁がそれをOKしてくれない」とボヤいていた

僕は「うんうんそりゃ大変だ」と頷きながら、昔を少し思い出してなんとも感慨深い気持ちでビールを飲んでいた

 

 

ではでは