映画「ソードアート・オンライン オーディナル・スケール」ネタバレ感想:デバイスも凄かった!子を想う親の気持ちはもっと凄かった!
人気テレビアニメ「ソードアート・オンライン」の劇場版。原作は川原礫によるライトノベルで、謎の次世代オンラインゲーム「ソードアート・オンライン」の仮想空間に閉じ込められてしまった少年キリトが、仲間とともにゲームクリアを目指して奮闘する姿を描いた。劇場版は川原による書き下ろしオリジナルストーリーとなり、監督・脚本はテレビシリーズも手がけた伊藤智彦が引き続き担当する。VR(仮想空間)世界へのダイブ機能を排除した代わりに、AR(拡張現実)機能を最大限に広げた最先端ウェアラブル・マルチデバイス「オーグマー」が発売され、「オーディル・スケール」と呼ばれる専用のARMMO RPGによって、オーグマーは瞬く間に世間に広まっていく。アスナたちもプレイしているそのゲームに、キリトも参戦しようとするのだが……。
満足度 ★★★★☆
うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!! おもしれぇぇぇええええ!!!
オリジナルストーリーで”オーグマー”とかいうARの登場? でどうなっちゃうか心配していたけど、ぜんっぜん心配なかった!
最後の「SAO will return」もあったし。これはアニメ3期待ったなしでしょう!!!
ソードアートオンライン(以下SAO)をご存じない方も多くいると思う。ラノベ原作でアニメ化もされている本作。僕は原作未読、アニメは1期、2期と視聴済み。
今なら「君の名は。」でアニメに対するハードルも少しは下がっていると思うので、是非アニメも見てほしい。というかいきなりこの劇場版を観ちゃう人も多いのだろうか…?
思えばアニメの放送終了から2年も経っているんですね。早いなぁ
その間にリアルの世界でもドローンやVRがかなり実用化されてきていて、本作では「ナーブギア」の下位互換のようなデバイス「オーグマー」が登場。
今まさにリアルでも使用しているようなデバイスだ。鑑賞中に、未来の話だか今の話なんだかよく分からないふわっとした錯覚に少し陥った。それ位リアル。ゆくゆくは仮想空間に人間がフルダイブ出来るようになるんだろうし。
そんな、今まさに注目されている分野の話でもあるので、原作やアニメを見ていなくとも楽しめるのかもしれない。
そしてまた今回も、敵キャラである重村教授にしっかりと自分の正義があった。ナーブギアの事件で自分の娘(ゆうな)を失っていたのだ。しかもナーブギアをプレゼントしたのは重村教授自身。教授は言う「娘を復活させるためなら悪魔にも魂を売る」と。
自分の子を想う気持ちは時に判断を狂わせる。別に本作でなくともこの設定はあるが、観る側としてはとても分かりやすいしとても辛い。
デバイスの部分が専門用語も多く、全て頭に入ってこなかったが本筋は至ってシンプル、「子を想う親の愛の暴走」だ。その点が良く描けていたと思うし、重村教授の父親としての気持ちも理解できた。……子供いないけど。
原作に描かれているのかは知らないけれど、教授の奥さんは出てこなかった。だとすると父子家庭だったの…かな? それなら尚更大事な一人娘だったのかも。
キリトとアスナも少しだけ進展したのかな? エンディングではアスナの実家の玄関でアスナの母と対面していたようだけど…
そこは3期でやるから待っとけ! ってことだと信じてる!
これ劇場版じゃなくて全12話でもいけたんじゃないだろうか。それ位デバイス設定やプロットも練られていたし引き込まれた。お馴染みのメンバーはもちろん、新キャラも魅力的だった。きっと「SAO will return」って3期という形で帰ってくるよね? よね?
これで劇場版第二弾! とかだったらひっくり返るわ 笑
ちなみに今回新キャラの「ユナ」が登場。聞いたことあるような無いような声…はて…
と思っていたらCV神田沙也加だった。彼女は声優というより江ノ島盾子のコスのイメージが強かったので、てっきりアニメ好きのレイヤーさんなのかと思っていたけど…上手いのね。このまま今年は色々な作品に出てくれればいいのに。
物語の終盤に差し掛かっていくにつれ、伏線回収し最後は気持ち良いカタルシスを感じれた気がするんだけど自分だけかな…その伏線が何だったか最早思い出せないけど 笑
でも非常にスッキリした。
あ、気になるところを思い出した。
「大岡山」は世田谷じゃなくて「目黒区」だよ! ってのをモヤモヤしてみていた。あれわざとなん? もしわざとなら僕が恥ずかしい…
もしくは終盤に誰かが「目黒」だよ! って突っ込むのかと思っていたらそのままエンディング突入したので、なるほど、あれは素で間違えてたんだな。と思った。
制作陣は誰も突っ込まなかったのかな…
きっとそう思っていたのは僕だけじゃなかったはず。
でも3期が来そうで本当楽しみ! なるべく早めの発表お待ちしております!
ではでは