山と映画

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映画「アサシン クリード」ネタバレ感想:もうこれルネサンス期だけでも良かったんじゃ…

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全世界で人気の同名ゲームシリーズを、マイケル・ファスベンダー主演で映画化。アサシン(暗殺者)として活躍した祖先の記憶を呼び覚まされた死刑囚の男が、歴史の裏に隠された多くの謎に挑む姿を描いたミステリーアクション。記憶を失った死刑囚カラム・リンチは、遺伝子操作により祖先の記憶を追体験させられることとなる。カラムの祖先はルネサンス期のスペインでテンプル騎士団に立ち向かうアサシン教団の伝説のアサシンで、禁じられた秘宝のありかを知る、歴史上最後の人物でもあった。現在と過去を行き来する中で、カラムは自身の遺伝子に秘められた、人類の歴史を変えるある秘密を知る。ファスベンダーが主人公カラムとその祖先を、謎の女性ソフィア・リキン役をマリオン・コティヤールがそれぞれ演じる。監督には「マクベス」でファスベンダーとコティヤールを起用したオーストラリア出身のジャスティン・カーゼル。

アサシン クリード : 作品情報 - 映画.com

 

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満足度 ★★☆☆☆

 

途中まで現代と過去を行ったり来たりで、イマイチ全容が分からなくて「?」だったけど後半スッキリ出来た。ゲームをプレイしていなくても楽しめる作品でよかった。物足りないけれど。

 

これは女子ウケ良いんじゃない? 

主演のマイケル・ファスベンダーファンはもとより、マッチョ好きにもたまらない映画。カラム(マイケル)いきなり脱ぐんだよなぁ。でも女子と一部の男性はそのシーンでテンションが上がることでしょう。ジュンジュワー

過去のアサシン、アギラールもマイケルが演じていたんだね。現代のカラムとは打って変わって、ワイルドな風貌で全然気付かなかったよ。

 

序盤、話の全容がイマイチつかめなかったかな。

被験者の遺伝子に残された、遠い祖先の記憶を呼び覚ます装置「アニムス」て。すげえ。

「そんな装置開発できるなら”エデンの果実”なんて無くたって世界を席巻できるんじゃね?」

なんて気がしないでもないが、とにかくこのアニムスっていう巨大アームが付いたロボットで過去の先祖とリンクして追体験が出来るらしい。

脊髄部分に装着し、アームに自分の腰を固定したらGO!

あとは本人が先祖の動きに合わせて、みょーんみょーんて飛んだり跳ねたり。

 

現代シーン→過去シーン→現代シーン→過去シーン→現代シーン→過去シーン…

見ずら過ぎワロタ

 

「もうそんなに行ったり来たりするくらいなら、現代、過去編でも作ってやってくれよ…」と思った。その方がどっぷりハマれそう。なんなら中世スペインのアサシンVSテンプル騎士団だけ見たくなったよ。

 

 

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でもそんなモヤモヤも後半で一気に解消。アサシン達は無事、”エデンの果実”を取り戻す。取り戻す。取り戻す……あっさり回収しすぎてビビったわ 笑

テンプル騎士団の集会にアサシン達が忍び込んで取り戻すんだけど、堂々と入口のセキュリティーを突破して侵入。ガバガバかよ。アイドルの握手会警備の方が凄いレベル。

 

で、不意打ちで騎士団から果実を奪取→後は少しだけ暴れてドロン。

…は?

中世のアサシンと騎士団の戦闘は、かなり長い尺で戦っていたというのもあるけど…それにしてもラストシーンでもある騎士団集会でアレとか…ここはかなり物足りなかった。しかも現代の騎士団に猛者と呼べそうなキャラも居ない。いるのは権力者だけ。

 

でも裏を返せば現代シーンはさほど盛り上がらないけど、中世スペインではかなり盛り上がる。騎士団に追われ逃げながら戦うシーンや、仲間との人間模様も描かれている。

前述したけど、中世スペイン編をフルで観たいと思った。

 

キャラは主演のマイケル、ヒロイン? のソフィア・リッキン博士(マリオン・コティヤール)、ソフィアの父アラン・リッキン(ジェレミー・アイアンズ)以外は完全にモブ。

この手の話だから、魅力的なサブキャラ敵キャラが出てくるもんだと思っていたのでその点は残念。教団、騎士団にもう2~3人凄腕キャラがいたらもっと盛り上がるんだけどなぁ

 

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映画感想を書く時は、いつもどんな風に書こうかあまり決めないで書き始める。その方が書きやすいから。なので褒めたり貶したりするバランスも毎回ばらつく。

でも映画館を出てまっすぐ帰宅しすぐに書き始めるので、鉄は熱いうちに打てているはずだ。

何が言いたいのかというと本作は面白いけれど、僕にはあまり合わない映画かなぁ

 

原作のゲームをした上で観れば当然違うんだろうけども…

そういえば客層が平日だというのにやたら若い気がした。普段はおっさんばかりなのに。彼らはきっと原作ゲームファンなのかもしれないね。原作ファンの目にはどう映ったんだろう。

これからレビューブログを漁ってみよう。

 

 

ではでは