山と映画

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ネタバレ映画感想、登山ネタ中心のお気楽雑記ブログ

【邦画】泣いて笑って元気になる映画ベスト20!明日からまた頑張ろう!

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学生さん、社会人やニートでも生きてりゃしんどいことだってあるよね。そんな訳で今回はタイトル通り、元気をくれる映画の邦画編。本当は洋画と邦画併せて50本で投稿しようとしたんだけど、はてなブログの文字数制限の都合上、分割で投稿します。

 

それではいってみよ~

 

ウォーターボーイズ

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ひょんなことから、文化祭でシンクロナイズドスイミングを発表することになってしまった男子高校生たちの奮闘と友情を描いた青春コメディ。監督・脚本は「アドレナリンドライブ」の矢口史靖。撮影監督に「藤田六郎兵衛・笛の世界」の長田勇市があたっている。主演は、「富江 re-birth」の妻夫木聡、「X'mas eve」の玉木宏、『太陽は沈まない』の三浦哲郎、『仮面ライダーアギト』の近藤公園、「死者の学園祭」の金子貴俊。第75回本誌日本映画ベストテン第8位、第56回毎日映画コンクール日本映画優秀賞、第44回ブルーリボン賞ベストテン、第23回ヨコハマ映画祭第2位、日本映画ペンクラブ会員選出5位、第25回日本アカデミー賞最優秀音楽賞&新人俳優賞(妻夫木聡)ほか(優秀作品賞、優秀監督賞、優秀脚本賞、優秀男優賞(妻夫木聡)、優秀編集賞、優秀録音賞)受賞、ゴールデンアロー賞映画新人賞(妻夫木聡)受賞、第11回日本プロフェッショナル大賞特別賞受賞、日本芸術文化振興会芸術団体等基盤整備事業作品。

ウォーターボーイズ : 作品情報 - 映画.com

 

出来ないことは沢山ある。初めての経験で右往左往することもあるだろう。でも流した汗は裏切らないよ、これはガチ。そんな風にもう一度思える映画。僕は何回もこの映画 を観ている気がする。学生さんはもちろん、おっさんの心にも必ず響く。 そして鑑賞後には「ヘ~イヘイヘイヘ~イヘイ!」と学園天国を口ずさんでいることでしょう。そしたらもう大丈夫。

 

 

スウィングガールズ

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ジャズに魅了され、ビッグバンドを結成した田舎の女子高生たちの奮闘と成長を描いた青春群像コメディ。監督・脚本は「パルコ フィクション/バーゲン」の矢口史靖。撮影を「深呼吸の必要」の柴主高秀が担当している。主演は、「チルソクの夏」の上野樹里と映画初出演の平岡祐太。文化庁支援作品。東北地方の田舎町。食あたりで倒れた吹奏楽部の代わりに、急遽集められた友子をはじめとする落ちこぼれ13人と、リコーダーとギターとベースしか出来ない3人という計16人の女子高生。たったひとり難を逃れた吹奏楽部の1年生・拓雄と共に、野球部の応援の為にビッグバンドを結成することになったが…

スウィングガールズ : 作品情報 - 映画.com

 

続いても矢口作品。この人の青春群像コメディは本当に元気を貰えるよね。今回は楽器。素人女子高生達がスウィングしちゃいます。月並みだけど、笑いあり涙ありで最後の演奏は鳥肌モノ。とってもスカッとする作品。ウォーターボーイズとは打って変わって女子がメインなので可愛らしさにも癒される。音楽って素敵だ♪

 

 

 ハッピーフライト

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 「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」の矢口史靖監督が、旅客機にまつわる人々の悲喜こもごもをコメディタッチで描く。羽田空港から飛び立とうとしているホノルル行きチャーター便・NH1980に、機長昇格が間近の副操縦士・鈴木や教官役の機長・原田、新米CAの斉藤らが搭乗。グランドスタッフは座席のオーバーブッキングの対応に追われ、整備士たちは時間のない中で整備にあたるが、なんとか飛行機は定刻通りに離陸。あとは快適な空の旅のはずだったが……。

ハッピーフライト : 作品情報 - 映画.com

 

本当、何回でも観ていられるよね矢口さんの映画は。今度は学生モノじゃなくて社会人のお仕事ムービー。前二作と同様コメディタッチに描かれる。でも働く人を描いているので社会人はこちらの方がしっくりくるかもしれない。この映画こそ明日も頑張ろう! って思える映画かもしれないね。

 

 

百万円と苦虫女

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「さくらん」の脚本家タナダユキが監督、「ニライカナイからの手紙」「フラガール」の蒼井優主演で送る青春ムービー。短大を卒業後、就職もできずフリーター生活を送る鈴子。ひょんな事件から家族の元を離れ、100万円を貯めるごとに引越しを繰り返す生活を始める。様々な人との出会いを通じ、鈴子は少しずつ人の心の温かさに触れて成長していく。共演に森山未來、ピエール瀧ら。主題歌はクラムボンの原田郁子が担当。

百万円と苦虫女 : 作品情報 - 映画.com

 

疲れたらこんな生き方もいいんじゃね? 人の生き方なんて本来自由なわけだし。この映画を観ているとそんな風に思えてくる。実行するかどうかはさておき疑似体験することで意外とスッキリするかもよ。とりあえず降りたことない駅で降りて散歩してみよう。

 

 

下妻物語

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ロリータとヤンキー、価値観が真逆のふたりの少女の友情と成長を描いた青春コメディ。監督は「Beautiful Sunday」の中島哲也。嶽本野ばらによる同名小説を基に、中島監督自ら脚色。撮影を「tokyo. sora」の阿藤正一が担当している。主演は、「阿修羅のごとく」の深田恭子と映画初出演の土屋アンナ。

茨城県下妻。フリル全開、ロリータ・ファッションだけが生き甲斐の高校生・桃子は、お洋服を買う資金集めの為にブランド品のバッタもの販売を開始するが、やって来たのは価値観もキャラも全く逆のヤンキー娘・イチゴだった。これが、桃子の不幸の始まり? 

下妻物語 : 作品情報 - 映画.com

 

原作も最高だけど映画はもっといい。個人的には本作が深キョンのベストムービー。土屋アンナもハマり過ぎ。何も考えずに観てればおk。観終わったら勝手に元気になってるよ。自分の信念を曲げてまで生きてくことないよ。ゴーイングマイウェイ、これが大事。人の目なんかクソほど気にする必要なし。そんな映画。

 

 

純喫茶磯辺

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高校生の娘・咲子と2人で暮らしている水道工員の磯辺裕次郎は、父親の急死によって多額の遺産を相続する。生来いい加減な性格の彼は、ただモテたいという理由だけで喫茶店を始めようと思いつき……。「机のなかみ」の吉田恵輔が監督・脚本を手掛け、喫茶店に集った個性的な人々が織りなす人間模様を描いた人情コメディ。俳優としても活躍するお笑い芸人の宮迫博之が主演を務めるほか、麻生久美子、ダンカンら個性派キャストが集結。

純喫茶磯辺 : 作品情報 - 映画.com

 

人生これくらい適当でいいっしょ。「モテたいから喫茶店始めてみた」て。しかも娘もいるし。下妻物語もそうだけど宮迫のダメ親父っぷりは不思議と見ていて元気をくれる。本作でもそんなダメ親父っぷりをいかんなく発揮してくれるので、落ち込んだ時はこの親父をぬる~い目でみて失笑するところから回復していこう。

 

 

湯を沸かすほどの熱い愛

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宮沢りえの「紙の月」以来となる映画主演作で、自主映画「チチを撮りに」で注目された中野量太監督の商業映画デビュー作。持ち前の明るさと強さで娘を育てている双葉が、突然の余命宣告を受けてしまう。双葉は残酷な現実を受け入れ、1年前に突然家出した夫を連れ帰り休業中の銭湯を再開させることや、気が優しすぎる娘を独り立ちさせることなど、4つの「絶対にやっておくべきこと」を実行していく。会う人すべてを包みこむ優しさと強さを持つ双葉役を宮沢が、娘の安澄役を杉咲花が演じる。失踪した夫役のオダギリジョーのほか、松坂桃李、篠原ゆき子、駿河太郎らが脇を固める。

湯を沸かすほどの熱い愛 : 作品情報 - 映画.com

 

双葉の強さ、優しさ、色んなものが周囲に伝染していく。余命宣告を受けた双葉と家族の物語。でも決して暗い内容ではなく、むしろ清々しいポジティブな映画だと僕は思う。その人の時間は限られている。日々の当たり前を見直せる作品。観終わったら銭湯でも行ってリフレッシュすることをお勧めする。

 

 

 イン・ザ・プール

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ちょっと変わったビョーキの患者たちが、自分よりも普通じゃない医者と出会い、なぜか癒される医療(?)コメディ。『空中ブランコ』で直木賞を受賞した作家・奥田英朗の“伊良部シリーズ”第一弾である原作『イン・ザ・プール』を、シティボーイズライブの作・演出を手がける演出家・三木聡によって映像化。劇団大人計画を率いる松尾スズキが映画初主演。

現在、都市生活を営む人々の多くは、心に何らかの闇を持っている。そして、そこから来る症状とは? 伊良部総合病院の地下にある神経科に勤務する精神科医・伊良部一郎(松尾スズキ)は、病院の跡取り息子。ヒョウ柄のシャツとブーツに白衣という出で立ちも怪しいが、性格はいい加減、お気楽、マザコン、無茶、凶暴、患者への対応はテキトーで話を聞いてないし、ともかくメチャクチャである…

イン・ザ・プール : 作品情報 - 映画.com

 

「いらっしゃ~い」で出迎えてくれる変態医師、伊良部、強烈なキャラで面食らうかもしれない…訪れる患者も変人揃い。でもどこか癒される。こ、個性は武器だから(震え声)と思えるかどうかは置いといて、シュールな笑いで元気を取り戻そう。伊良部先生がきっと治してくれますよ。

 

 

おくりびと

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遺体を棺に納める“納棺師”という職業を通して、様々な死と向き合い人生をみつめるヒューマンドラマ。監督は「壬生義士伝」の滝田洋二郎、音楽を久石譲が担当。ひょんなことから納棺師の見習いとなった元チェリストの大悟は、妻の美香には冠婚葬祭の仕事とごまかして働いていた。日々とまどいながらも様々な死と出会い成長していく大悟と、それを見守る美香を本木雅弘と広末涼子が好演。第81回アカデミー賞で、日本映画史上初の外国語映画賞を受賞した。 

おくりびと : 作品情報 - 映画.com

 

全体的に静かな映画なんだけど力強い。社会人にはぴったり。既婚者は特に。「自分の仕事にプライドを持つことの何が悪いんだ」って少し憤ったり、でもそれは自分のことを想ってくれているからこそ…とか考えてみたり。転職映画でもあるので参考になる点は多い。本作を観ると少し大人になれるかもしれない。日本の片田舎風景にも癒される。

 

 

シコふんじゃった。

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ひょんな事から大学の相撲部に入ることになった大学生の奮闘をコミカルに描いた異色相撲コメディ。脚本・監督は「ファンシイダンス」の周防正行。撮影は「風、スローダウン」の栢野直樹がそれぞれ担当。

キリスト教系の教立大学4年の秋平は、父親のコネで就職も決まり、残りわずかな大学生活を思いっきりエンジョイしていた。ある日、卒論指導教授の穴山に呼び出される秋平。授業に一度も出席したことのなかった秋平は、穴山から卒業と引き換えに、彼が顧問をしている相撲部の試合に出るよう頼まれ、仕方なく引き受けてしまう。ところがその相撲部の部員は8年生の青木ひとりだけ…

シコふんじゃった。 : 作品情報 - 映画.com

 

もう一本もっくん。’92年の映画なのに色褪せない青春映画。コメディ色が強いのでもちろん大いに笑えるけど、本筋は”相撲”がテーマのスポ根だ。それぞれが抱える問題をクリアして勝利する姿を見た時、一緒にガッツポーズしているはず。もう一度、頑張ろうぜ!

 

 

フラガール

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昭和40年代初頭に福島県いわき市の町興しとして作られた“常磐ハワイアンセンター”の誕生秘話を映画化した感動コメディ。石炭から石油へとパワーシフトがされる中、いわき市の炭坑も次々と閉山。そこで市民たちは、町興しとして“常磐ハワイアンセンター”の建設を計画。施設の目玉として、フラダンスショーを取り入れることになり、東京からはダンス教師を呼び寄せ、町からは踊り子を集めてレッスンを始めようとするが……。監督は「69 sixty nine」の李相日。

フラガール : 作品情報 - 映画.com

 

とにかく彼女達フラガールに魂を揺さぶられる。しっかり笑いもありただの感動お涙頂戴映画になっていないのも好き。そして当時の人々の力強さに思い切り打ちひしがれるだろう。何度、誰が観ても元気になれる映画ではないだろうか。

 

 

春を背負って

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日本を代表する名撮影監督で、2009年の「劔岳 点の記」で初メガホンをとった木村大作が再び監督業に挑んだ長編作。笹本稜平の原作小説を映画化し、立山連峰を舞台に、山小屋を営む家族とそこに集う人々の人生や交流を描き出す。立山連峰で父とともに幼少期を過ごした亨は、厳格な父に反発し、金融の世界で金が金を生み出すトレーダーとして過ごしていた。しかし父が他界し、通夜のために帰省して久々に故郷の山に触れた亨は、父の山小屋を継ぐことを決意する。当初は山での生活に苦労する亨だったが、亡き父の友人でゴロさんと呼ばれる不思議な男・多田悟郎や、山中で遭難したところを父に救われたという天真爛漫な女性・愛に囲まれ、新しい人生に向き合っていく。

春を背負って : 作品情報 - 映画.com

 

山をやらない人でもスッと入ってくるんじゃないかな? 仕事や家庭の事情の諸々、そして少し変わった人達の人生を描いている。ゴロさんのたくましい生き方、亨や愛の悩み方や答えはきっと参考になるだろうし応援したくなる。これをきっかけに登山を始めてみるのもまた一興。

 

 

嫌われ松子の一生

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「下妻物語」の中島哲也が山田宗樹の同名小説を映画化。昭和22年、福岡県に生まれた松子は明るい少女時代を経て中学教師となるが、ある事件が元で失業。その後は男性遍歴を重ねるたびに不幸になり、ついにはソ●●嬢となって殺人を起こし、刑務所に服役してしまう。柄本明、木村カエラ、柴咲コウ、武田真治、土屋アンナ、宮藤官九郎、劇団ひとりなどの人気者たちが大挙出演。 

嫌われ松子の一生 : 作品情報 - 映画.com

 

たくましい。もしかしたら環境や境遇が強烈で感情移入できないかもしれない。でも愛を求めて何が悪いのか。人生は結局”愛”でしょう? とぐしゃぐしゃの泣き顔でひっぱたかれるような映画。仕事や金だけが全てじゃないよね?……そんな風に悩んでいる人はこれを観たら吹っ切れるんじゃないだろうか。

 

 

川の底からこんにちは

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上京して5年目のOL佐和子は、目標もない自堕落な生活を送っていた。ある日、父親が末期がんのため余命わずかだという知らせが入り、一人娘の佐和子が実家のしじみ工場の跡を継ぐことになる。しかし工場は倒産寸前で、労働者の中年女性たちからはいびられる毎日。追い込まれた佐和子は、生まれて初めて自分の人生を見つめ直すことになる。新人監督の登竜門「ぴあフィルムフェスティバル」でグランプリを受賞した石井裕也の商業映画デビュー作。主演は「愛のむきだし」の満島ひかり。

川の底からこんにちは : 作品情報 - 映画.com

 

追い込まれれると人間もの凄い底力を発揮するよね。というか決断して開き直った人間ほど強い存在はいない。この映画ではそれがよく分かる。おばちゃん達との心の触れ合いも泣けてくる。継げる実家の商売があるなら継いでみたかったなあ。とにかく序盤の佐和子みたいな生き方程つまらん生き方はない。決断してみよう!

 

 

 メゾン・ド・ヒミコ

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「ジョゼと虎と魚たち」の監督・犬童一心と脚本・渡辺あやのコンビ作第2弾。ゲイの父親が家を出て、母は病死し、ひとりで暮らす沙織。彼女のもとに、ある日、父親の恋人である青年が訪ねてくる。青年は沙織に彼女の父親は癌で死期が近いことを告げ、父親が経営するゲイのための老人ホーム、メゾン・ド・ヒミコで働かないかと誘う。最初は借金返済のために手伝いを始めた沙織だったが……。人気俳優オダギリジョーと柴咲コウが初共演。 

メゾン・ド・ヒミコ : 作品情報 - 映画.com

 

難しくずっしりくる映画なのかと思いきや、割とのんびりまったり。僕はこのゆるゆるな雰囲気が気に入っている。皆が皆、元気が出る映画ではないかもしれないけど、ここ「メゾン・ド・ヒミコ」に暮らす人たちを観ていると不思議と元気をもらえる。是非、この雰囲気を味わってほしい。オダギリジョーかっけぇ。

 

 

阪急電車 片道15分の奇跡

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「フリーター、家を買う。」「図書館戦争」などで知られる人気作家・有川浩の原作小説を映画化。兵庫・宝塚市の宝塚駅から西宮市の今津駅までを結ぶ阪急今津線を舞台に、婚約中の恋人を後輩社員に奪われたアラサーOL、恋人のDVに悩む女子大生、息子夫婦との関係がぎくしゃくしている老婦人らの人生が交錯する。片道15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々を描くヒューマンドラマ。主演は中谷美紀、戸田恵梨香、宮本信子。共演に人気子役の芦田愛菜ら。

阪急電車 片道15分の奇跡 : 作品情報 - 映画.com

 

原作もおすすめ。阪急電車を舞台に温かい群像劇が繰り広げられる。決して後半ガンガン巻き返す熱い展開とかではないけど、とても幸せな気持ちになれる映画。「最近トゲが出てるなあ…」とか思ったり、誰かに「いつも怖い顔してるよ」なんて言われたらすぐにこれを観よう。きっと良い処方箋になるんじゃないかなと思う。

 

 

舟を編む

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出版社の辞書編集部を舞台に、新しい辞書づくりに取り組む人々の姿を描き、2012年本屋大賞で第1位を獲得した三浦しをんの同名小説を映画化。玄武書房の営業部に勤める馬締光也は、独特の視点で言葉を捉える能力を買われ、新しい辞書「大渡海(だいとかい)」を編纂する辞書編集部に迎えられる。個性的な編集部の面々に囲まれ、辞書づくりに没頭する馬締は、ある日、林香具矢という女性に出会い、心ひかれる。言葉を扱う仕事をしながらも、香具矢に気持ちを伝える言葉が見つからない馬締だったが……。馬締役で松田龍平、香具矢役で宮崎あおいが出演。監督は「川の底からこんにちは」「ハラがコレなんで」の俊英・石井裕也。第86回アカデミー外国語映画賞の日本代表作品に選出。第37回日本アカデミー賞では最優秀作品賞、最優秀監督賞ほか6冠。

舟を編む : 作品情報 - 映画.com

 

原作も映像もどちらも良い。僕は主役の馬締光也をとてもカッコいいと思った。こんな風に仕事に打ち込めたらどんなに幸せなことだろう。真面目か! いやマジメなんだけど、飽きっぽい僕からするとすげえ羨ましい。そしてマジメな人の周りには一生懸命な人が集まるんだよね。何ごとも真摯に、マジメが一番!

 

 

キセキ あの日のソビト

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メンバーが歯科医師で顔出しを一切しないという異色のボーカルグループ「GReeeeN」の代表曲「キセキ」の誕生秘話を、松坂桃李と菅田将暉のダブル主演で描く青春ドラマ。厳格な医者の父親の下を飛び出したミュージシャンのジンは、父の思いを受けて歯科医師を目指していた弟ヒデの音楽の才能を知り、ヒデとヒデの音楽仲間たちに自分の夢を託すことを決める。歯科医師を目指しながら音楽もやりたいが、そのことを恐ろしい父親に言い出せないジンとヒデは、顔出しなしのCDデビューという作戦をとるが……。「GReeeeN」の楽曲をプロデュースするJIN(ジン)を松坂、弟でグループのリーダーを務めるHIDE(ヒデ)を菅田が演じる。「そして父になる」「海街diary」など是枝裕和監督作で助監督を務める兼重淳がメガホンをとった。タイトルにある「ソビト」は「GReeeeN」による造語で、「素人」または「空人」と記し、「自由に新しいことに挑戦していく人」を意味する。

キセキ あの日のソビト : 作品情報 - 映画.com

 

世代の人もそうでない人も心に響く一本。なりたいものになれる人、なれない人。人生どこでどうなるかなんて誰にも分らないけど、好きなことやなりたいもの目がけて突き進めばいい。そんな青臭い感じ、忘れそうになったら観てみよう。 

 

 

 幸福の黄色いハンカチ

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 新車を買って、あこがれの北海道をドライブする欽也(武田鉄矢)は、一人旅の朱美(桃井かおり)をナンパして二人で旅を続ける。途中、出所したばかりの中年男・勇作(高倉健)と知り合い、3人は旅を共にすることに。やがて勇作は、「自分を待っていてくれるなら、家の前に黄色いハンカチを掲げておいてくれ」と妻に手紙を書いたことを打ち明ける。  

解説・あらすじ - 幸福の黄色いハンカチ - 作品 - Yahoo!映画

 

この時代に青春したかったなあ…と思える映画。若き日の武田鉄矢が楽しそうで楽しそうで。山田洋次版ロードムービーでもあるので、旅の部分以外も味わい深い。オチも分かっているんだけど、きっと一緒に祈っちゃうと思う。鑑賞後はきっと清々しい気持ちになれるんじゃないかなぁ。

 

 

サマータイムマシン・ブルース

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「交渉人 真下正義」の本広克行監督が惚れこんだ京都の劇団『ヨーロッパ企画』の芝居『サマータイムマシン・ブルース2003』を、自ら初プロデュースも手がけ映画化。タイムマシンを巡って思いがけない事態に巻き込まれる学生たちの姿を描く青春コメディ。出演は映画初主演となる瑛太、ヒロインに「スウィングガールズ」「亀は意外と速く泳ぐ」の上野樹里。

夏休み中のとある大学のグラウンド。炎天下の中、「SF研究会」の男子学生が野球をしている。ピッチャー小泉(川岡大次郎)大暴投、空振りする甲本(瑛太)。新見(与座嘉秋)はボテボテのゴロをトンネル。代わったピッチャー石松(ムロツヨシ)は、力強い投球でバッター曽我(永野宗典)にデッドボール。そんなユルい風景をカメラクラブの女性部員・伊藤(真木よう子)が写真に収めている。いつもと同じ、夏のけだるい一日。

サマータイムマシン・ブルース : 作品情報 - 映画.com

 

夏っぽくていい。それだけで選んだようなもん。本筋がタイムマシンの話ではあるけど、とにかく誰しも経験したことのある夏休みの雰囲気込を楽しんでもらえるかと。ヤロウ共も底抜けにアホなところが最高にいい。リセットするにはうってつけの映画だ。

 

 

まとめ

以上! 20だとイマイチボリュームが足りないね。まぁ第二弾、三弾と続ければオッケーだから次回をお楽しみに。しかし我ながらジャンルはバラバラだけど特に目新しさもないなぁと。面白いもの面白いもの、という感じで映画を観続けているとどうしたって他人と似たような作品ばかりになっちゃうね。

 

「他のブログでも紹介されてたなこれ」ってのは、あなたがまだ観ていなければきっと観た方が良い。少なくとも映画好きの人間が、わざわざ時間を割いて紹介する程には面白いはず。

 

 

ではでは