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映画「ドクター・ストレンジ」ネタバレ映画感想:アメコミ厨二病エンターテイメント!

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「アベンジャーズ」シリーズをはじめとするマーベル・シネマティック・ユニバースに連なる一作で、テレビドラマ「SHERLOCK シャーロック」などでおなじみのイギリスの人気俳優ベネディクト・カンバーバッチが、魔術を操る異色のヒーロー、ドクター・ストレンジに扮したアクション。天才的な技術を誇るが傲慢な性格だけが欠点の神経外科医スティーブン・ストレンジは、不慮の事故で両手の機能を失い、築いてきたキャリアの全てが崩壊する。

手の治療と失われた人生を取り戻すため、あらゆる手段を模索するストレンジは、やがて神秘に満ちた魔術の力へとたどり着く。魔術の修行に励むストレンジは、強大な敵との戦いに巻き込まれていき、医師として相手を傷つけることに苦悩し、外科医に戻るか最強の魔術師として戦う道に進むかの選択を迫られる。

ドクター・ストレンジ : 作品情報 - 映画.com

 

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満足度 ★★★☆☆

 

ディズニー史上最高の傑作ではないかもしれないけれど、ストーリーの分かりやすい厨二臭さが若干漂ういい映画だった。

 

初めの15分位で一気に話の輪郭が分かった気がする。序盤の三蔵法師的なスキンヘッドエンシェント・ワン師匠と敵との攻防戦。僕は3Dで見たんだけど正解だった。

CGが凄くて酔うかと思った。(褒め言葉)

なんかどこかで見たことあるな~とぼんやり考えていたんだけど、アレだ。インセプション。そうそれとマトリックスを足してディズニーフレーバーで仕上げましたって感じ。

 

とにかく最初からテンポが良かったので、テンポに合わせて自分もグイグイ見入ってしまった。最近じゃアマゾンプライム先輩のお力で、自宅でも手軽に映画が観れるが家という安心感からなのか少しでもダレてしまうような映画だと寝落ちしちゃう。

そんな僕でもこの映画だったら仮に家で観たとしても眠らないだろうなと思う。

 

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ただ、質問というか突っ込みたいところもあるので書かせてもらう。

 

一つ目。主人公の彼は医者だ。

神経外科医スティーブン・ストレンジ。解説では不慮の事故と書かれているが、ようは”よそ見運転”をしてしまったのだ。雨の降る夜の峠道でフェラーリをかっ飛ばす。このシーンだけでも事故フラグがバシバシ立っていた。

 

そして患者の概要を車にデータで送ってもらい、データをチラ見した瞬間に事故が起こった……やっぱりやりやがった。そりゃ、あの雨の夜に峠であれだけ飛ばせば事故るわ。あのレベルで事故らない映画はワイルドスピードかイニシャルDだけだ。

 

手が不自由になってしまう過程という意味では、あれほど分かりやすくてインパクト大なのだから成功しているのかもしれないけれど、中には僕みたいに「いやいやいやwww」と思ってしまう人もいるだろう。

 

二つ目もやはり主人公のスティーブン。

事故の怪我で両手の神経に後遺症を残す彼は、同じく以前下半身不随から奇跡的に回復したおっさん(ジョナサン・パンクボーン)の紹介でネパールのエンシェント・ワン師匠の元へ。

そこで彼は修業をしていくことになるのだが…

 

圧倒的成長スピード! もうね、門下生? のような人が数十人単位でいるんだけどスティーブン圧倒的だった。上映時間にすると、師匠のところへ着いてから2~30分程でバッチリ戦えるレベル。天才かよ。サイヤ人かよ。

「あなたは飲み込みが早い…」とか言われてたけど、、、早すぎィ!

 

ドラゴンボールの精神の時の部屋とかマトリックスの修行パートみたいにもう少しスティーブンの苦労がこちらに伝わってきてもよかった。

余談だけど、エベレストが出てきたのでヤマノボラーの僕はこのパートで少しテンションが上がった。

 

三つ目はクリスティーンの存在。

同僚なの? ただの友達なの? 恋人なの? なんなの? ってずっと考えてた。ハリウッド映画ってロマンスは必ず入れないといけないルールでもあるの? 役どころとしてはスティーブンと同じ病院で働く医師。ただし持ち場が違う。彼女は救急かな?

 

序盤から登場して終盤では傷ついたスティーブンに施術するんだよね。術後、また二人は離ればなれになるんだけど、そこでキスシーン。

ぶちゅ~っと熱いキスでもするのかと思いきや、ほっぺにチュッ。 はっ?

もうね、やる気がないなら辞めちまえと思ったね僕は。

 

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細かいことを言えば他にも個人的に気になった点があるけど、全体を通してみればエンターテインメントでストーリーもしっかりしている面白い映画だ。

そしてどうせ観るなら3D上映で観ることをおすすめしておく。つまりレンタルで観ればいいや……ではない映画。

大きなスクリーンでドーンっ! みたいな。

 

インセプションの時に「うお~なにこれすげぇ」なんて思ったもんだけど、当然同じようには感動出来ない。でも。「おぉぉ最近の技術はこんなんになっちゃってるんだ!」なんていう風には思う。

CGの世界、あれは完全に作る人のセンスなんだろうね。プロジェクションマッピングみたいな。作り手のセンスで見せ方が随分違うと思った。

 

エンドロール後には続編確定のシーンもあったのでまた数年後、日本上陸するんでしょう。きっとまた3D上映するだろうから、今から楽しみにしておこうと思う。

ちなみに本作は誰と見に行っても楽しめると思う。

 

ではでは