山と映画

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映画「世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方」ネタバレ感想:可愛らしい!でもなんか思ってたんと違う!

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大好きなおじいちゃんやおばあちゃんたちを老人ホームから救い出すべく立ち上がった子どもたちの奮闘を描く、ドイツ発のキッズムービー。ドイツの真ん中にある平凡な村ボラースドルフに、消費者調査会社「銀色団」が新商品のモニター調査をしにやって来る。新商品にすっかり夢中になった大人たちは、老人たちを邪魔者扱いして老人ホームへ入れてしまう。おじいちゃんやおばあちゃんがいなくなって寂しい子どもたちは、平凡な村を特別な場所にすれば彼らが戻ってくると考え、幼稚園を脱走して救出作戦を開始。天才アカハナグマのクアッチと一緒に、様々な世界記録づくりに挑む。オーディションで選ばれた映画初出演の6人が主人公の子どもたちを元気いっぱいに演じ、「帰ってきたヒトラー」のファビアン・ブッシュ、「ソハの地下水道」のベンノ・フュルマルらが脇を固める。製作・監督・脚本は「ツバル TUVALU」「ゲート・トゥ・ヘヴン」のファイト・ヘルマー。

世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方 : 作品情報 - 映画.com

 

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満足度 ★☆☆☆☆

 

満足できるか 笑

まだこの映画を観て面白いと言える程人間的に成長していない模様。

「なんっか思ってたんと違うううううう」と、上映中ずっと思っていた。世界中でどんなに評価が高い映画でも合う合わないがあるんだなって思ったよ。

 

原題はドイツ語なのでよく分からんけど、タイトルに惹かれたので観たようなもの。映画.COMでも特集されていたし。邦題タイトル付けた人、あんたすげえよ。そしてこのポスターが相まってキッズムービーとはいえ何だか大人でも楽しめそうな雰囲気にまんまとしてやられたよ。

 

主役のハナグマギャング団の子供達6人と一匹のハナグマが、じいさんばあさんを老人ホームへ入れる原因となった銀色団っつー調査会社を追い払う為に奮闘するストーリー。

とにかく感性が違い過ぎた。一言で言えば「雑」なんだよね。トラクターに乗る子供が小屋に突っ込んじゃうシーンでは子供が人形になっていたり…ドリフじゃないんだから。

 

子供たちの秘密基地が地上20m位のクレーンで、子供たちは自力で頂上まで登るだとか、電車から大型ダンプ、船の操縦も出来るというのはこの際置いとおくとしてもとにかく粗が目立ってしょうがなかった。

重箱の隅をつつくつもりはないが、気になるものはしゃーない。

 

「こまけーこたぁいいんだよ」の精神で観たとしても僕はとても面白いとは思えなかった。でも世界で評価されているということは、少なくとも子供が観たら楽しめるからなんだろうね。子供の頃に戻って観てみたいわ。

 

 

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でも微笑ましいとは思った。きっと映画撮影にはまだ慣れていないであろう子供達。視線が時にばらついたりちょこちょこ素が出ていたんじゃないかな。あれも演技だというなら将来大物ですわ。

ハナグマギャング団で次から次へと、いたずらという名の”作戦”を実行していくんだけど作戦中は割とマジで楽しんでいるんだろうなってのが見て取れる。子役とはいえこの歳でこんなに大勢の友達と一本の作品に出演したんだから、この作品は彼、彼女達にとっては一生モノの宝物になったんだろうね。

 

そして少し無理があるストーリーとはいえ、大好きなおじいちゃん、おばあちゃんを取り戻すためには何をすればいいのか考え、実行していく姿は可愛らしかった。日本人とは違う白人の子ならではの可愛らしさってあるんだね。大自然と白人のキッズ達は絵になる。将来、マコーレ・カルキンみたいにならないよう祈っとく。

 

そしてハナグマのクアッチですよ。

きっとこいつが一番知能が高い。なぜこの映画でハナグマなのかは知らない。ググってみると主に南米に生息しているらしい。

 

ミントをトッピングしたイチゴミルクが大好きで、本作でもクアッチがいなかったら何も問題解決していない。スナッチの犬みたいな。あれ、スナッチとクアッチって似てね? それは置いといて、動物がキーポイントになる映画ってのは好き。

ハナグマ可愛いよハナグマ。

 

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問題、破壊、再生…この間もあったな…そう、「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」だ。同じようなテーマなのにこんなにも違うんだね。

鑑賞後の感想は「雨の日は…」も決していいことを書いてない割に、もう一度見たい映画とか言って2月の一番に選んでる。

この映画も少し時間が経つと、もう一度観たいと思える作品になるのだろうか。

 

テンポだって悪くない、全体の色もポップで鮮やか。かわいい子供に少し変わった動物の奮闘劇。面白い要素が盛りだくさんなのにどこか残念な映画。一人もんにはあまり響かないのでご注意を。

 

ではでは